あなたの会社、所属部署には居ませんでしょうか。
やたらと厳しい上司に先輩。
特に部下のミスを執拗に責めるような言動で
部下を潰してしまうような人…
その人たちの名は
クラッシャー上司
私自身、社会人1年目から
このクラッシャー上司に出会ってしまい
大変な苦労をしていました。
毎日厳しく執拗な叱咤を受けて
半端ないプレッシャーをかけられ
ろくなフォローもない…
まだ右も左もわからない
新入社員にとってこの環境は
地獄以外の何物でもありません。
そんな地獄を作り出しているのが紛れもない
クラッシャー上司です。
クラッシャー上司の下で働く部下は
次々に潰されていきます。
さて、クラッシャー上司とは
具体的にはどんな人なのでしょうか？
今回は部下を次々に潰してしまう
クラッシャー上司の特徴について迫ってみたいと思います。
クラッシャー上司の定義
クラッシャー上司（クラッシャーじょうし）とは、労働問題にまつわる用語の1つ。気分の浮き沈みが激しく、部下のミスを執拗に責めるなどの言動で部下を次々と「潰す」-本来の働きが出来ないようにする上司の事を指す
出典：Wikipedia
我らがWikipedia先生によるとこのように定義されており
元・東京慈恵会医科大学精神科教授の牛島定信先生と
筑波大学社会医学系教授の松崎一葉先生が命名されました。
気分の浮き沈みが激しくて
部下のミスを執拗に責める…
まさに私が出会ったクラッシャー上司を
言い当てています。
本当にクラッシャー上司とは
困った存在です。
特に部下が本来の働きをできなくしてしまうというのは
会社にとってもマイナスでしかないです。
それほどまでにクラッシャー上司の
悪影響というのは甚大なものなのです。
それではクラッシャー上司の
特徴をもう少し詳しく見ていきましょう。
クラッシャー上司の特徴
具体的にどのような人が
クラッシャー上司にあたるのでしょうか？
ここではもう少し踏みこんでみていきましょう。
基本的にクラッシャー上司というのは
下記のような特徴が当てはまります。
エネルギッシュ
高圧的
自分が絶対的に正しい
プライドが高い
ディベート能力が長けている
敵視した人間に対してはこれでもかと厳しい
主導権を握るのが上手い
共感能力が低い
他者への要求が執拗
正論で論破してくる
何事も監視したがる
論理的
etc…
一見仕事が出来る人の特徴のようなので
会社からは重宝されたりします。
しかし、実際は共感力の低さから
その特徴すべてが部下にとっては
マイナス要素になり得るのです。
そして部下にとってかなりきつい特徴といえるのが以下
自分だけが正しいと思っている
クラッシャー上司の特徴の一つとして
挙げられるのがこの
”自分が正しいと信じて疑わない”
ということです。
部下のミスを執拗に責め立てるのも
この自分が正しいという
絶対的な自信からくるものです。
確かにクラッシャー上司の言うことは
正しいことが多いです。
この正しさが部下を苦しめているとも知らずに…
正論を言われると部下には
逃げ場が無くなってしまいます。
結果、部下は追い詰められていき
自信を失っていきます…
クラッシャー上司は部下を
自分の正しさに導こうとしますが
部下には部下の正しさがあるため
摩擦や衝突が発生してしまいます。
しかしながら、立場は
クラッシャー上司が上なので
部下は結局クラッシャー上司に合わせる形になります。
部下はこのクラッシャー上司の
正しさについていこうと努力をしますが
クラッシャー上司の求めるレベルは基本的に
高すぎるのでついていけなくなるのが関の山です。
部下の気持ちがわからない
クラッシャー上司は仕事が出来る人が多いのが特徴です。
そして圧倒的に部下に共感する資質が欠けています。
クラッシャー上司は高い能力を
持っていることが多く
困難な仕事もくぐり抜けてきた
自負があるため部下に対しても
出来て当然という気持ちがあります。
そのため自分より仕事が出来ない
部下の気持ちがわからないのです。
部下としてはこの
気持ちがわかってもらえないというのが
本当に辛いものです。
部下を潰す
クラッシャー上司は自身の能力に
絶対的な自信を持っていて
部下の気持ちもわかりません。
そのため部下の能力はお構いなしに
指示を次々と出してきますので
部下は疲弊してきます。
さらには説教の内容も
仕事の能力の高さゆえに
非の打ち所がないことが多いです。
それはもうこれでもかってくらい
正論で攻め立ててきます。
逃げ場のない部下への
精神的ダメージは尋常なものではなく
もし限界に来ても気付くことはありません。
たとえ部下の心が折れることになろうとも
気が済むまで罵倒してくることでしょう。
悪い意味で鈍感
クラッシャー上司は基本的に
人の痛みに鈍感です。
それがかなり厄介で、クラッシャー上司は
悪気はなく部下を潰していきます。
例えば
部下の成長のことを考えて
次々と仕事を振ってきますが
その要求が高すぎたりします。
クラッシャー上司自身は
熱心に指導しているつもりですが
人の苦しさや痛みに鈍感なので
部下は耐えられなくなっていくのです。
これでは優秀な人材でも
マネジメント能力は皆無と
言わざるを得ません。
嫌味を言わずにはいられない
これも謎なのですが
クラッシャー上司は
基本的に嫌味を言ってきます。
嫌味を言わないと生きていけないのか？
と思うほど嫌味を言ってきます。
そんな嫌味を軽く受け流せる
人ならいいのですが
真面目な部下はその嫌味を真に受け
意味を詮索し疲弊していきます。
承認欲求が強い
クラッシャー上司は部下を執拗に責め立てます。
その行動の裏には強い承認欲求が
隠されていることが多いです。
つまりは部下を否定することで自分を認めさせるのです。
クラッシャー上司には
過去の栄光やこれだけ苦労してきたんだ
それを乗り越えてきたんだという
昔話をする人も多いですが
そこから承認欲求の高さが伺えます。
その反面
「最近の若者は…」
なんて言葉を簡単に使ってしまうのです。
まとめ
クラッシャー上司とは
基本的に仕事が出来て
自信に満ち溢れている
優秀な人材です。
しかし、そんな優秀な
クラッシャー上司には欠点があり
そのほとんどを部下が被ります。
クラッシャー上司の下についた
部下からすれば上司が優秀かなんて
どうでもいいことです。
これは本当に部下からしたら
上司はちょっとツッコミどころが
あるくらいが丁度いい。
いくら仕事が出来るからと言っても
自分を潰してしまうような存在であれば
もはや上司ではなく敵です。
さらには若い芽を摘んでしまう
可能性を秘めているという面からすれば
会社にとっても最終的には
損害を与えうる存在となります。
これからクラッシャー上司は
ますます社会的な問題に
発展していくんじゃないかと思います。
いかがでしょうか？
あなたの周りにはこのような
クラッシャー上司はいませんでしょうか。
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