今回焦点を当てるのは
”付き合い残業”
特に作業が残っているわけではなかったり
今日中にやらないと間に合わない
仕事があるわけでもないのに周りの人たちが
残っているからという理由で残業することです。
この付き合い残業
残業代が出るという理由で
わざと残る人もいますが
たいていの人は早く帰りたくて
ウズウズしてるんじゃないでしょうか?
付き合い残業が起こる理由
どんな人でも帰れるなら
無駄な残業なんかしないで
さっさと帰りたいと思うんじゃないでしょうか。
それでも発生してしまう付き合い残業。
付き合い残業とは何故起こるのかを
今一度まとめてみたいと思います。
残業をすることが当たり前な社風
会社の風潮として残業することが当たり前になっていたりします。
定時で帰り辛い雰囲気があるなどというのは
付き合い残業が発生する要因の一つです。
遅くまで残っている人=頑張っている人
という文化が根付いていると
なかなか定時で帰れないものです。
上司がなかなか帰らない
付き合い残業がなくならない要因としては
これが最も多いかもしれません。
上司が残業しているから先に帰り辛い。
先に帰ると嫌味やプレッシャーを感じるから
どうしても遅くまで残ってしまう。
やはり上司が残っていると
どうしても帰れない雰囲気がありますよね。
基本給が少ない
基本給の悲しくなるくらいの少なさというのも
付き合い残業が発生する主な要因です。
普段から豪遊しているならまだしも
そうでない人が残業しないと食っていけない
というのはかなりヤバいです。
家族を養っていかないといけないという場合には
仕方のないことかもしれませんが
その分手当てを厚くして欲しいところです。
付き合い残業がもたらす悪影響
付き合い残業を重ねることによって
様々な問題に繋がっていきます。
ここではもう少し深堀して
付き合い残業がもたらす悪影響を見ていきましょう。
体調に現れる
付き合い残業はただただ時間だけが過ぎていく
大変無意味なものです。
付き合い残業のせいでプライベートな時間を
確保できずに自分の時間や家族との時間を過ごしたり
リフレッシュする余裕が失われていきます。
その結果、体調不良になったり
精神的に追い詰められたりしてしまうのです。
仕事の効率化を考えなくなる
未だに
残業をしている人=頑張っている人
という雰囲気がある職場が多いですから
皆、残業をしています。
そのせいで仕事をする際に
残業時間込みで計画を立てるようになり
効率化なんて全く考えなくなります。
そうするとどうなるのか?
上司が変わったり会社の評価方法が変わったり
した際に働き方の効率化が求められるように
なるかもしれません。
しかし、人間は今までの習慣を
一朝一夕で変えられる生き物ではありません。
いきなり効率的に仕事をしろといわれても
今までのだらけた仕事の仕方が染みついて
なかなか効率化できないのです。
今までは残業することで評価されてきましたが
もうそれが評価対象にならなくなった場合に
対応できずに自分の居場所を失っていってしまうのです。
付き合い残業はパワハラになるの?
付き合い残業がパワハラに該当するのか?
という疑問を解決するためにいろいろ調べてみましたが
残念ながら現状、付き合い残業はパワハラに
該当しなさそうです。
というのも付き合い残業をしなければならない
雰囲気を作り出しているのは職場や上司ですが
結果的に残業という決断を下しているのは
あくまで自分だからです。
これが強制的に残業しろと言われれば
話は別ですが今のところ付き合い残業は
パワハラとして認められなさそうです。
付き合い残業を嫌味なく回避する方法
付き合い残業をなくすには自分が行動するしかありません。
しかし、やはり定時で帰ってしまえば
上司から嫌味を言われたり印象が
悪くなってしまったりするかもしれない
恐怖が付きまといます。
どうにかして嫌味なく
付き合い残業を回避できないものでしょうか。
一番は上司から職場に対して
残業はしないよう呼び掛けてもらうことですが
それはなかなか難しいかと思います。
そこで付き合い残業をなくすための
行動としてこれらのことを試してみてください。
少しずつ残業時間を減らしていく
これまで遅くまで残業していたのに
いきなり定時で帰り始めるのは目立つし
避けたいところかと思います。
そこでゆっくり少し時間をかけて
付き合い残業の時間を短くしていく作戦です。
いきなりドーンと残業時間を減らすよりも
少しずつ少しずつ減らしていくことで
違和感なく早く帰れるように
なるのではないでしょうか。
やることリストを作っておく
朝一で今日のやることリストを
作っておきます。
そして割込みが入ってこない限り
そのやることリストを淡々とこなしてき
それがすべて終わった時点で帰ります。
もし、上司に呼び止められても
「今日やるべきことは終わったので」
とやることリストを見せれば
納得してもらえるはずです。
そこで追加の仕事を頼まれても
勇気を出して今日までにやらなきゃ
いけないことなのか確認します。
もしそうでなかったら
明日のやることリストに
加えればいいだけです。
日ごろから家族のことを話す
もし家庭があるならば
そのことを常日頃から伝えて
愛妻家であるというイメージを
周囲に植え付けておきます。
そうすることでたとえ
早く帰ろうとしても
「あいつには家庭があるからな」
と温かい目で見てもらえるはずです。
もしそうでなければ
人でなしの職場ということになります。
まとめ
付き合い残業というのは
遅くまで残業している=頑張っている
という考え方が根付いた結果
生み出された悲しい残業です。
そのせいで
早く帰る=暇、仕事がない
と思われてしまうんじゃないかと
怖くなってしまい上司より先に帰れない人が
続出している現状があります。
そうならないためには
上司が自ら率先して
早く帰るよう促す必要がありますが
なかなかそうなってくれないのが現実です。
やはり、付き合い残業を
なくすには勇気が必要ですが
自分で行動していくしか
方法はないのかなと感じます。
付き合い残業でイライラを溜めて
身体や精神を壊していくのか
それとも
少し勇気を出してプライベートな時間を
充実したものにしていくのか
決断する必要があるなと思う今日この頃です。
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